夏に見られる 奇跡のいのちの誕生

こんにちは。あいのちの佐藤です。


8月最初の週末、皆さんはどのように過ごされましたか。


私は珍しく大きなイベントがなかったので、詩人、アーサー・ビナードさんの講演会へ伺ったり、花火大会を偶然にも鑑賞したり、家族で映画鑑賞したり、充実のひとときを過ごしました。


中でも、一生忘れられないだろう出来事が、新月の1日の翌日、2日(金)の夜にセミの脱皮を初めて間近で観察したことでした!


公園からそっと1匹だけ、自宅にお招きし、カーテンにセットオン。


上からのぞくと、セミのきらきら輝く瞳と、樹液を吸うストローがはっきり見えます!


時に休みながら、時に「うんしょ」(と言ってはいないですが)と勢いをつけて殻から出てきながら、2時間半ほどかけて、セミは新しい成虫の身体へと変化していきます。


当然ですが、ほぼ垂直のカーテンに捕まりながら、その殻から抜け出すのですから、身をそり返さないと、後ろ脚、おしりまで、殻から出すことは難しくなります。


そこでセミの幼虫が見せた驚きの技がこちら。


渾身のイナバウアー!


(見ている人間は、セミが落ちやしないかとヒヤヒヤです。。。)


この時点では、殻から出てきたばかりの羽がまだ縮んでいるのがわかります。


おしりを出そうと、脚を踏ん張っていますね。



そうこう、試行錯誤すること2時間半――ようやく全身を殻の外へ出すことが叶いました。



想像よりも薄緑がかっていて(もっと白っぽいのかと思っていました)、羽衣のように薄く透き通った羽は、なんともため息の出るような美しさでした。



少しずつ、ちょっとずつ、ゆっくりと、殻から抜け出す様は、まさに人の赤ちゃんが誕生するのを髣髴とさせる姿でした。


虫好きの家族の話では、脱皮途中でうまくいかずに、ついえるいのちもあるそうです。



殻から出て20分もすると、もう茶色がかってきています。

翌朝には「本当にこの殻から出てきたの!?」と疑いたくなるほどの大きさにまで成長していました。



神秘的ないのちの営みに、とても感銘を受けた夏の夜でした。


今しか見られないセミの姿を親子で観察してみてはいかがでしょうか。


その際には、一度、脱皮が始まったら、絶対に触らないこと、大きな音を立てたり、カメラのフラッシュをたかないこと、朝までそっとしておくことなどにご注意ください。


いのちが生まれる営みを、親子で観察すると、いのちの誕生について、共通言語ができます。親子で話せる幅が広がります。


セミの観察が難しくても、「誕生学」では、いのちの誕生の奇跡と可能性をお伝えしています。



学校や幼稚園、保育園で、または公民館などで、「聴いてみたい」と思ったら、ぜひご相談をいただければと存じます。


いのちの誕生は、すぐそこに。身近な奇跡から信じる力、生きる力の素晴らしさをお伝えします!

0コメント

  • 1000 / 1000

みんなの笑顔がキラキラ輝く まん丸笑顔の あいのち

すべての人のいのちと性をサポートする誕生学アドバイザー。I(私)に愛を、大地・地球を癒す知が、自身の血肉となって駆け巡るように――自分自身を知り、自尊心を育み、自分も含めて、すべての人の意思が尊重され、自尊心を高めて輝ける社会環境になるよう、情報と機会(場づくり)を提供します。