皆さん、こんにちは。
いのちと性の自己決定をサポートする、あいのちの佐藤です。
今日は「絶対の信頼」について、考えてみます。
皆さんは「絶対の信頼」を自分に、そして、目の前の相手に、持てていますか。
自分にも相手にも、「絶対の信頼」なんて「なかなか持てるものじゃない」と思いますよね。
もし、持てたとしても、何かあるたびに、その信頼が、揺さぶられることもある。
ちょっとしたことで、ぐらぐら、ガクガク・・・誰でもあります。はい、私もです。
でも、前回の記事でも触れたように、無条件の愛で、信頼を示したい。
確かな未来を、自分自身を信じたい。
揺らがない信頼を持つためには、どうしたら良いでしょうか。
昨日の朝、保育園へ登園するなり、3歳の三男に、こう頼まれました。
「くるくる剣、作って!」
くるくる剣とは、チラシをクルクルと細長~く巻いて作る棒のような剣のことです。
極細に巻くと、素材はチラシにもかかわらず、けっこうな強度が出ます。
しかもそれを「テープでとめて、十字にして!」と、いきなり無茶ぶりされました。
(朝のしたくで、それほど余裕がない時に限って…💦)
(え? 細い剣を十字に? セロハンテープで? ・・・そんなの、すぐ取れるに決まってるじゃん!)
私の心の声がすぐに反応しました。
「・・・それは、すぐに取れちゃうんじゃないかなぁ」
正直な気持ちを素直に三男へ伝えたところ、
「うん、大丈夫。くっつくよ」と何とも自信満々に、迷いなく断言する三男。
(すごっ。そのまっすぐな気持ちは、どこから来るの・・・?)
彼の「絶対の信頼」に私も返す言葉を失い、「あまり乱暴に振り回さないでね」と、かろうじてテープで十字にとめたくるくる剣を作って、手渡したのでした。
(とっても嬉しそうなこと! 彼の信頼に応えて、ちょっと頑張って、といっても、大して何もしていないですが、無事に作れてよかったです。)
彼の「絶対の信頼」はどこから来るのでしょう?
まだ3歳。世の中の厳しさを知らないということもあるかもしれません。
これから、思い通りにいかないことにも、どんどんぶつかるでしょう。
でも、何より、今の彼の未来には「信頼」あるのみ。
それは、まるで、横道に一切それることのない、ただ、まっすぐな一本道です。
(あるいは、彼のちょっと好きな電車の線路がまっすぐに伸びているイメージかもしれません)
じゃあ、人生経験を積めば積むほど、困難にぶつかり、「絶対の信頼」を持つことが難しくなるということでしょうか。
決してそうではありません。大人も揺らがない信頼を持つことができます。
その信頼を得るためには、明確な理由を付けないことです。
「え? 理由なしの信頼? そんなの嘘っぱちじゃん!」
いえ、はっきりした理由を付けない方が、どんな波風が立っても、強いんです。
無条件の愛、つまり、自己肯定感や自尊心を持つために、大事なのは「根拠のない自信」だと言われます。
「〇〇ができたから」「✕✕だから」と理由(原因・証拠)=根拠に基づく自信に頼っていると、その理由や根拠が覆されたら、あっという間に自信を失ってしまいます。
だから、条件も証拠も求めずに、ただその存在を信じる、信頼する、認めることが大事になってきます。
「そんなの、理由もないのに、どうやって、信じろっていうの?」
それは、自分勝手に聞こえるかもしれませんが、自分なりの思い込みで、ポジティブな意味づけをすることです。
電車に乗り遅れたときに「ああ、遅刻した」と思うか、「少し考える時間ができた」と捉えるか。
忘れ物をしたときに「またやってしまった」と思うか、「対策をちゃんと立てろってことだな」と次へのヒントを受け取るか。
チャンスを逃さず、誰かの評価を待つのでもなく、自ら主体的に、ポジティブな意味づけをして良いし、ネガティブからポジティブへ思考を変換できる人は、チャンスを見つけやすいともいわれています。
今、生きていること、それがまず奇跡と愛の積み重ねなんです。
生まれる前に亡くなってしまういのちも、たくさんあるから。
それを誕生学プログラムでは伝えています。
生きていること、まずそこに自信を持っていい。それだけで、自分の生きる力を信じていい。
そして、生きてさえいれば、必ずそれぞれの人が社会に対して、できることがあります。
毎日が楽しい、生きることを信じて疑わない三男は、故に、絶対の信頼を持っているのでしょう。
何度も言います。生きていることが奇跡で、自分を信じていい証であると。
だから、いのちの力、生きる力を、あなたらしさを、存分に発揮してほしい。
落ち込むこともあるかもしれないけれど、失敗から学べること、気づけることがたくさんある。「大丈夫」と何度も唱え、自分自身を、目の前の相手を信じてみてほしい。
絶対の信頼、あなたにも持てます。必ず。
みんなの笑顔がキラキラ輝く まん丸笑顔の あいのち
すべての人のいのちと性をサポートする誕生学アドバイザー。I(私)に愛を、大地・地球を癒す知が、自身の血肉となって駆け巡るように――自分自身を知り、自尊心を育み、自分も含めて、すべての人の意思が尊重され、自尊心を高めて輝ける社会環境になるよう、情報と機会(場づくり)を提供します。
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