こんにちは。いのちと性の自己決定をサポートする、あいのちの佐藤鼓子です!
皆さんはレオ・レオーニという絵本作家をご存じですか。
昨日、東京・西新宿で開催中の展覧会へ行ってきました!
(画像は美術館のサイトからお借りしました!)
ネズミが主人公の「アレクサンダとぜんまいねずみ」や「フレデリック」は今でも小学校の国語の教科書に載っていますし、
なんといっても、知られているのは「スイミー」でしょう。
カンヌ国際映画祭のパルムドール(最高賞)や日本アカデミー賞 最優秀作品賞を受賞した是枝裕和監督の「万引き家族」でも、重要なキーポイントに使われていました。
今回の展覧会では、実際に出版された絵本の絵とはなぜか異なる幻の原画が見られるので、ファンにはすごく見応えがあります!
今回は、レオ・レオーニの展覧会を通して響いたメッセージをひも解いてみます。
レオ・レオーニは、1910年にオランダで生まれ、イタリアへ移った後、ユダヤ系であることから、迫害を逃れるため、米国へ亡命します。
その中で、彼は作品を通じて、常に問いかけます。
「自分とは何者か」「私が私であるということはどういうことか」
絵本をその視点で見直すと、すごく深いメッセージが込められていることを改めて実感しました。
自分を取るに足らない部分品だと思っていた「ペツェッティーノ」は、自分探しの旅に出て、知らない世界を垣間見て、故郷へ帰り、最後に叫びます。
「ぼくはぼくなんだ!」
翼のない小鳥のチコは、金色の翼を得て、飛べるようになりますが、紆余曲折を経て、仲間のもとへ戻りますが、そのエンディングには深く考えさせられます。
多彩なグラフィック作品や映像作品も充実していて、大人も十分に楽しめる展示でした。
9月29日(日)まで開催中なので、タイミングが良ければ、足を運ぶ価値あり◎です!
レオ・レオーニは何カ国も移住したこと、また広告や雑誌の表紙などのグラフィックのアートディレクターとして活躍しながら、政治的抑圧から逃れるため、作品の中心を絵本へ移していったこと――そんな経験が、自身と向き合うきっかけになったのではないかと思います。
私たちは仕事を通じて、また学校や家族との生活を通じて、常に無意識に問いかけられていると思うのです。
「私は何者なのか」「私のオリジナリティは何か」「何が私を私たらしめるのか」
あなたがあなたらしくいられるのは、どんな環境ですか。
逆にいえば、どんな環境や条件でも、自分が自分らしくいられることが、何よりの安心であり、生きる糧だと感じます。
自分らしさが脅かされれば、人は安心していられないし、反発し、抗おうとします。そんな環境では、逃げ出さずにはいられません。怖すぎて硬直し、逃げられないこともあります。
自分らしさを大切にする学び――それがいのちと性の教育です。
この夏休みの最後に「母のための男の子カラダ教室」(8月31日(土)PM)と、「母と娘の月経教室」(9月1日(土)AM)を開催します。
それは私自身も、自分自身の成長やこれまでの人生、そしてわが子の子育てを通じて、「知りたかった」「知っていたらもっと楽になれた」「知っていると安心できる」情報があるからです。
知らないことで、自分や子どもを責めたり、お互いに傷つけあったりすることは、もう終わりにしたい。
親も、子どもも、誰もが自分らしさを大切に、生き生きと過ごせる社会にしたい。
そう願いを込めて、講座を開催します!
開催日前日まで、inochi_hajimari@yahoo.co.jpで、参加申し込みを受け付け中です。
レオ・レオーニから届いたメッセージに希望や勇気を得て、さらに多くの人々が安心して産み育てられる地域社会、誰もが自分らしさを尊重して、安心して暮らせる地域社会をつくっていこうと思います。
タイミングが合わなければ、出張開催もしますので、どうぞお気軽にご相談ください♡
みんなの笑顔がキラキラ輝く まん丸笑顔の あいのち
すべての人のいのちと性をサポートする誕生学アドバイザー。I(私)に愛を、大地・地球を癒す知が、自身の血肉となって駆け巡るように――自分自身を知り、自尊心を育み、自分も含めて、すべての人の意思が尊重され、自尊心を高めて輝ける社会環境になるよう、情報と機会(場づくり)を提供します。
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