安心できるお産、後世へ伝えたいお産とは?

こんにちは。あいのちの佐藤です。


私は普段、編集者として会社に勤めながら、誕生学アドバイザーの活動をして、特に看護師でも助産師でもなく、持っている資格といえば、誕生学アドバイザーと保育士ぐらいですが、「お産を地域へ戻す活動をしたい」と望んでいます。


それは、つい60~70年前まで、日本の出産は自宅と病院が半々でしたが、この半世紀とちょっとで、あっという間に病院出産が急増し、お産と地域が切り離されてしまったことへの危機感があるからです。


本来、出産は暮らしの延長でした。もちろん、リスクが高い人には、病院の手厚いケアが必要ですが、健康であれば、出産のプロである助産師の介助のもと、産める力があるから、女性は妊娠するのが自然の営みであるということです。



妊娠の過程を家族や地域の方々がそばで見守り、大変そうな妊婦を家族や地域が支え、生まれた赤ちゃんを家族や地域で育て――そうして、母1人が子育てを背負うのではなく、社会全体で子育てを支えるから、私たちは安心して産み育てられてきたはずです。


それが、お産が地域と切り離されてしまった結果、妊娠にどんな喜びがあって、どんなことが大変かは後進に伝わらず、誰もが初めての体験に右往左往することが増えました。子育ては核家族の増加と共に母1人に任されることが増え、産後、大変な思いの中、必死で生き抜いている母子がどれだけいることか――。


小さいころから、赤ちゃんが身近にいる暮らしをしていると、子どもが自然とお手伝いするようになります。子育ては女性1人のものではなく、パートナーや家族、地域も含めてかかわることで、喜びと大変さを共有しながら、赤ちゃんが社会の財産として、大切に育てられます。


出産は女性だけでなく、家族の人生を、そして、地域の人間関係を変える力を持っています。


その意味を問い直し、次世代へ伝えていきたいお産、安心できるお産について、考えたい――その一歩として、今秋、映画の上映会を開催します。


「オーガズミックバース上映会@市川市」



2019年11月16日(土) 午前の部 9:30~12:30 / 午後の部 13:30~16:30

映画の上映 約2時間、鑑賞と対話共有のダイアログタイム 約40分


コミュニティカフェ プラット(千葉県市川市平田2-8-1)

京成線菅野駅から徒歩約5分、JR・都営線本八幡駅から徒歩約15分


参加費:1人2,000円(高校生以上)

※子連れは無料。遊びスペースを設けます。保育はありません。


参加申し込み方法:inochi_hajimari@yahoo.co.jpまで、参加人数と年齢(大人は20代、30代、40代など、子どもは年齢)、連絡先をお知らせください。

キャンセルポリシー

開催の3日前まで 参加費の30%、開催前日まで 参加費の50%、開催当日 参加費の100%


次世代に伝えたい、安心できるお産、お産の本来の魅力について、映画を見て、考えてみませんか。


高校生や大学生など、若い世代の方の参加もお待ちしています!

どうぞよろしくお願いいたします。

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みんなの笑顔がキラキラ輝く まん丸笑顔の あいのち

すべての人のいのちと性をサポートする誕生学アドバイザー。I(私)に愛を、大地・地球を癒す知が、自身の血肉となって駆け巡るように――自分自身を知り、自尊心を育み、自分も含めて、すべての人の意思が尊重され、自尊心を高めて輝ける社会環境になるよう、情報と機会(場づくり)を提供します。